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パートナーとの物語

SANKA
社名にこめた想いを体現する、製品づくりに邁進して

株式会社SANKA
担当:阿部様、福岡様

Kuras-up
担当:松木

<概要>

企画・開発からものづくりを一貫して担う株式会社SANKA様(以下SANKA様)。その対象は樹脂成形品にとどまらず、医療機器から食品まで、幅広い分野へ進出されています。前開き収納ケースの先駆けともいえる、「フロック」や、カラフルでかわいいのに強度が売りの「デコラステップ」等、様々なお客様に選んでいただける製品を次々と生み出す、SANKA様の企画力に迫りました。

「人とともに地とともに」SANKA様のルーツに迫る

松木(クラスアップ):創業からのお話を聞かせてください。

阿部様:創業時はネジを作っていました。紆余曲折あり、プラスチック成形をはじめました。他社様のOEMをやっていたおかげで、色んな素材のノウハウ・技術がたまりましたね。その中で自社製品を作っていこうとなりました。

松木(クラスアップ):創業時からのノウハウが御社の強みを作っているんですね。

阿部様:うちは企画、設計、デザインも含めてすべて自社でやってるんですよ。常にエンドユーザー様にお買い求めしやすい価格を出すために、削れるところはないか、形状で変えられるところはないか、と工夫しています。金型に樹脂を入れる時の流動解析なんかもしますね。少しずらせば綺麗に流れる、とか。そういう部分もこだわってものづくりをしています。

松木(クラスアップ):階段を上ったところに「人とともに地とともに」と大きく掲げられていたのが印象的なんですが、御社の理念や行動指針についてお聞かせいただけたらと思います。

阿部様:はい、社名のもとにもなっているんですが、近江商人の三方良しの精神とも似ているかな。地域社会、従業員、お客様、この三者を豊かにしたい、というところですね。顧客満足度を上げるために、たとえ少しでも需要があるならサイズや色を増やしなさい、と代表も仰います。

阿部様:全てのお客様が満足するように、お客様が欲しい物を並べておきなさいということもよく言われますね。「1作ったら10作れ」っていう感じの言い方をされています。

松木(クラスアップ):SANKA様は非常にM&Aに力を入れておられるようにお見受けしますが、実際はどんな風に進められているんですか?

阿部様:そうですね、様々な事業があると見えて、基本は「製造業」「モノづくりをしている」というところからはズレていないんですよ。事業って波があるので、いくつか持っていることで波をフラットに出来たり、忙しいところへヘルプを入れたり。そんな風にしながら見える化や平準化を進めるという狙いもありますね。


大切にしている価値観。
お客様目線を失わない開発を

松木(クラスアップ):さきほどの話と少しリンクしますが、SANKA様が大事にしておられる価値観を教えていただきたいです。

阿部様:やはりお客様の満足度が一番重要になるというか。メーカーって自分たちが作りたいものを作りたくなるんですね。それをそうならないようにする。

企画に対して営業が意見するようにしています。売れるサイズだけ、とかではなくすべてのお客様が満足するように、商品を作るということは日々言われています。

松木(クラスアップ):確かに、売れるサイズというのは実際ありますね。そうか、メーカー様の立場として「これを作りたい」という気持ちと「お客様が満足するか」は違うこともある…SANKA様のものづくりへの向き合い方が伝わるお話です。他にも意識されていることが聞きたいです。

阿部様:他には、実際財布を握っているのが女性だよね、というところで、丸みを帯びたデザインというのは意識していますね。あと、実は組み立てやすさも意識しているところです。段数を変えたりするためにほとんどの製品は何回でも取り外し可能な作りにしています。メーカーのこだわりはいれつつ、ユーザーに求められるような商品開発を心掛けています。

松木(クラスアップ):それはすごい!確かに、組み換えができるのってあまり知られていないかもしれないです。我々はその機能性を得意先様やエンドユーザー様へ伝えていく使命がありますね。

阿部様:市場のニーズが反映できるよう、営業も商品開発会議に参加しますし、最終的には代表自ら必ずチェックされる徹底ぶりが当社の強みのひとつです。


既存の概念では得られない情報。
「売れ方」から新しい価値を共に掴みたい

松木(クラスアップ):クラスアップとのお取引が長い中で、弊社に対して、何かこう…印象ってありますか?売れ方とか…?


福岡様:

御社とは古くからのお付き合いにはなりますが、特にネットでの販売で大きく伸ばしていただいたかなと思います。どうしても店舗では棚が限られているので、これだけしか並ばないというところで、それこそ
ECサイトは1から10まで揃えられる、というのが強みだと実感しています。特に御社では、他社様ではあまり売れていないサイズが売れる、という事も良くありますね。

松木(クラスアップ):他で売れていないサイズが売れるというのは聞いたことがあります。具体的に覚えておられる商品があれば聞きたいです。

福岡様:例えばインボックスという商品で言いますと、カラーボックスって普通縦で使うというのが大半だと思うんですが、御社では横使いのためのサイズが売れる、という例があります。

松木(クラスアップ):
確かに!世間的な需要としては縦使いですね。横で使われる方は少数派だと思っていましたし、実際店舗だと横での見せ方は難しいですからね…


阿部様:
そのあたりで、当社にはない視点というか、意見もいただいて、何か新しいものを生み出せるのではないかという期待感がありますね。


企画力と提案力を礎に、「お客様に選ばれる」製品づくりを

松木(クラスアップ)クラスアップの御社の商品の品揃えは他社さんと比べていかがですか?

福岡様:ほぼ全部じゃないですか?一番多いです。

松木(クラスアップ):そこは弊社と御社で似た部分ですね。選ぶのはお客様、という考え方が似ていると思います。


松木(クラスアップ)
最後に、御社がクラスアップに期待される事を教えてください。

阿部様:例えばですが、当社があえて言ってないことを御社が伝えてくれる、という事もあるかもしれないですね。本当に言ってないんですよ、お客様が「えっ」って感動するようなすごく良い機能なのに笑

松木(クラスアップ)動画にしたらすごく良さそうですね笑

阿部様:さきほどの話でもありましたが、何かユーザーに近い情報からものづくりができたら良いと思います。きっと色々できますよ。やりましょう!

株式会社SANKA

1969年に創業して以来、「人とともに、地とともに。」をスローガンに掲げ、社会と環境に寄り添いながら成長を続けている。従来の産業用機器部品の機械加工だけではなく、開発力の問われるオリジナル商品・お取引先様の企画を具現化するOEM製品の三部門を擁する。新たな価値を提案する企画力、高度な技術と設備を駆使した製造力、そしてお客様との信頼を築く営業力を強みに、市場のニーズを先取りしたモノづくりを実現している。

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